2014.09.13 Saturday

比べること

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     このひと月程の間に、アパレル界の一角の風に触れ、以前見えていなかったことが見える様になって来た様な気がしています。
     
     人は見ようとするものしか見えない傾向があると聞いた事があります。そして、比べる対象がないと、そのもの事態を見極める事さえ出来ません。
     小さいものは、それより大きいものが存在しなければ小さくはないし、逆に大きいものも、比較してその大きさを確認する対象が無ければ大きくはならないのです。
     良いものも、そうでないものも、それを見極める為には良いもの、より良いもの、それほどでもないもの、いろいろなものを見て、知って、それぞれを比べる事が出来る対象として自分の中に持っていることが重要です。
     
     20世紀前半に生きた芸術家、フランシス・ピカビアは人が何かを好きだと思う時は、それが一度好きだったもの/ことを彷彿させるからである、として、ただ単に何かをただそれとしてその価値を見出せない、評価出来ない社会を否定的に捉えていました。
     その社会は100年経った今日も変わりません。比べて、確かめ合って、関連づけて、私たちは物事のバリューをあみ出しながら日々生活しています。
     いつの日か新しい何かが現れたとき、何とも比べることなく、何とも関連づけるでもなく、それが見え、そしてそこに相応しい価値を見出す事ができたらどんなに素晴らしいだろうと思います。

    今週もおつかれさまでした!

    DO Inc. 真澄
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